超レアな三沢光晴のサインも。プロレス大好き芸人が明かす収集時の裏話 (5ページ目)

  • 尾崎ムギ子●文・撮影 text & photo by Ozaki Mugiko

――ミラクルですね。

宮澤 ただ、三沢さんの車が発車してからの、僕に対する出待ちファン100人の目は厳しかったですよ(笑)。「なんであいつだけ?」みたいな。

――そんな三沢さんは、2009年6月の試合中の事故が原因で、46歳で亡くなりました。訃報を聞いた時はどんな気持ちでしたか?

宮澤 びっくりしました。"受け身の天才"と言われていた方が、リング上でっていうのが......本当にこんなことがあるのかと思いました。何日間かずっとショックを引きずっていた記憶があります。サインをもらって、勝手に知り合いみたいな感覚でいたのもありますし。やはりサインをもらうと、その選手への思い入れは強くなりますから。

――4000枚サインがあるということは、思い入れも4000人分ですよね。

宮澤 そうですね。三沢さんと親しかった方は、みなさん「ものすごく楽しい人だった」と言います。下ネタも大好きで(笑)。僕は芸人になってから、イベントの司会などでいろんなプロレスラーの方とお仕事させていただいていますが、三沢さんとそういう場でお話ししてみたかったです。

(後編:「最高レスラー」残りの3人は?)

【プロフィール】
■宮澤聡(みやざわ・さとし)
1984年5月17日、東京都台東区生まれ。マセキ芸能社所属。2008年、お笑いコンビ・ジグザグジギーを結成。「キングオブコント」2013、2016ファイナリスト、NHK「オンバト+」第4代チャンピオン等、受賞歴多数。10歳からプロレスカード収集を趣味とし、現在までに集めたレスラーのサイン入りプロレスカードは4000枚に及ぶ。
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