井上康生が語った「リオ五輪、
男子柔道全階級メダル獲得」の真実 (3ページ目)
── 4人のコーチが担当階級を持つ形にし、全日本合宿だけでなく、所属先の練習にコーチが顔を出したり、階級別の合宿を行なったりしました。それによってコーチ陣と選手のコミュニケーションが深まり、信頼関係を築くことができた。
「そうですね。ただ、やっぱり監督である私としては、もう少しやれたんじゃないか、という気持ちがあるのは事実です。2020年の東京五輪まで、監督を続けさせてもらうことが決まったので、今はリオの反省を生かして、もう東京に向けて動き始めています」
── リオの反省とは。
「技術的な課題、体力的な部分の強化、精神的な強さ......選手それぞれの反省、彼らを預かる我々の反省。たくさんあります。やっぱり、一概には言えません(笑)」
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