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内山高志、リマッチを語る。
「転んだって、何度でも立ち上がればいい」 (6ページ目)

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • 利根川幸秀●撮影 photo by Tonegawa Yukihide

―― ただ、多くのボクシングファンは、内山高志の勝利を心から望んでいます。

「もちろん、誰よりも僕自身が勝ちたい。ただ、結果はお約束できないですが、少なくとも姿勢のようなものだけはお見せしようと思います。挫折したって、転んだって、何度だって立ち上がればいいし、必ず立ち上がれるはず。そんな姿勢が伝わる試合を間違いなくすることをお約束します」

 大晦日、どうか見せてほしい。内山高志がふたたび、その腰にベルトを巻く姿を。一敗地に塗(まみ)れたボクサーが、いや人が、ふたたび歩を進める姿を――。


photo by Tonegawa Yukihidephoto by Tonegawa Yukihide【profile】
内山高志(うちやま・たかし)
1979年11月10日生まれ、埼玉県春日部市出身。ワタナベボクシングジム所属。2005年7月にプロデビューし、プロ8戦目でOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座を奪取。2010年1月、WBA世界スーパーフェザー王者のファン・カルロス・サルガドに挑み、最終ラウンドでTKO勝利して世界王座を獲得する。日本におけるボクシング世界王者として、歴代2位となる11回連続防衛の記録を保持。172センチ、右ボクサーファイター。26戦24勝(20KO)1敗1分。

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