加速するeスポーツの最前線。
海外の大会では16歳が莫大な賞金ゲット (4ページ目)
――そんな中、eスポーツも少なからず新型コロナの影響を受けていますか。
「明確に経済的な損害があったという話はまだ聞いていませんが、eスポーツ大会の多くが延期、ないしは中止を余儀なくされていることは事実です。
一方、世界各地での外出制限やロックダウンの影響を受けて映像配信プラットフォームである『Twitch』や『YouTube Gaming』の視聴者数が増加しているというデータも出ているんです。eスポーツはオンラインでも大会を開催できる強みがあるため、配信ビジネスは今後も伸びると思います。オンライン化が進んで海外プレーヤーと遅延がないようないい対戦環境で練習・試合ができるようになれば、日本の選手が注目されて海外チームに移籍するケースも増えるでしょう。
5Gが普及すればモバイルゲームの勢いがさらに加速するタイミングがあるでしょうし、モバイルにシフトすればインドネシアやインドなど、平均年齢が低くてゲーム人口も多い国がeスポーツの覇権を握るのでは、とにらんでいます。
eスポーツにはリアルスポーツとは異なる特徴があるので、そこをどう生かしていけるかが今後の発展のカギになると思います」
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