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【男子バレー】堺ブレイザーズの上村琉乃介が貫く「チームの勝利」を優先する信念 焦らず新たな武器を磨く (2ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Yoshiyuki Komiya

【外国籍選手にないものを手に入れる】

 ポジション変更は簡単ではない。たとえばスパイクひとつをとっても、ライトから打つ場合はトスが利き目の左目に近く、体の左の軸を使い、ボールを呼び込んで打つ。しかし、レフトから打つ場合はその逆で、体の右の軸を使わないとパワーをボールに乗せられない。

 また、レセプション(サーブレシーブ)も大きな課題だ。

「いくらジャンプ力があっても、大きな外国籍選手とはトップに到達するまでの速さが違うので、彼らにないものを手に入れるしかないですね。レセプションは、これまでやったことがなかったこともあって最初はわからなかったんですが、自分のなかで『これでいいんじゃないかな』というのがちょっと見えてきました。今は何がダメでミスしたのかもわかるようになったので、やる前に気づいてミスをしないようになりたいですね」

 ブレイザーズはチャンピオンシップ進出に向けて戦ったが、レギュラーシーズンを7位であと一歩届かなかった。上村はベンチで戦況を見つめることが多く打数自体が少なかったものの、今シーズンのアタック決定率は50%を超えている。

「今シーズンはスパイクの調子がよくて、出場すればサイドアウトを切れるし、『ローテを回せる』という気持ちもあります。でも、自分は『機会があって出た時に活躍する』という気持ちで練習をやるだけです。

 チームメイトの堀江(友裕)さんや江藤(巧)さんに相談することは多いですよ。ふたりとも考えてバレーをやるタイプで、食事に連れていってもらい、『あの時、ああなっていたよ』とか、アドバイスをもらっています」

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