【男子バレー】ジェイテクトの岩本大吾は関田誠大のトスに「鳥肌が立った」 今季は新しい仲間と、あと一歩届かなかった頂点へ (2ページ目)
【「攻撃的ミドル」というスタイルを確立】
トップリーグ2年目、岩本は大きな成長を遂げた。アタック決定率は57.5%で、クイックは"看板"のひとつになった。
「数字がよかったのは、オポジットに(宮浦)健人さん(現ウルフドッグス名古屋)がいて、外国人のふたりもすごかったからマークが薄くなったこともあるでしょうね。そして何より、関さん(関田誠大/現サントリーサンバーズ大阪)がうまく使ってくれた。関さんは"使いどころ"をわかっているし、自分のヒットポイントに(ボールを)"置いて"くれました。
ミドルブロッカーは終盤には打数が減ってサイド、サイドになることが多いんですけど、関さんはそれがない。だから僕の20点以降の決定率も、けっこう高いんですよ。フルセットになった東レ(アローズ静岡)戦で、5セット目の中盤くらいにノーマークで打たせてもらった時は鳥肌が立ちました」
岩本は関田に賛辞を送った。ただ、巡り会えた運を生かしたのは彼自身だ。
「年間を通して『やれる』という自信がついていきました。攻撃的ミドルと言われますし、『自分の強みってそこなんや』と。スタイルが確立されたシーズンでした」
新たなシーズンにも前向きな思考で臨んでいる。
「メンバーも変わって心配な部分もありましたが、プレシーズンマッチで『やっていけるんちゃうか』と思いました。今のセッターの選手たちも素晴らしいトスを上げてくれますし、みんな"最後は勝てる"というメンタリティで戦えていると思います。昨シーズンにチャンピオンシップ決勝まで行けた自信もあるでしょうね」
2年目は出場機会を増やすことを考えていた。3年目は、どれだけ先発で出て、勝てるか。ひと段階、目標を高くした。SVリーガーとして戦いきれる実感を得たのだ。
昨シーズンは、父親が初めて生観戦に来たという。
「チャンピオンシップ決勝も観戦に来てくれて、うれしかったですね。試合のあとは『あの時、どんなメンタルだった?』とかいろいろ聞いてきて(笑)。親子感も増した気がします!」
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