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【女子バレー】三留汐利の原動力は「母です」 クインシーズ刈谷を選んだ理由は地元愛 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

 三留には、バレー人生のなかで劣勢を覆してきた経験則がある。それは彼女の支えだ。

「自分はいろいろ口に出すことで、それらを達成することができました。そういうバレー人生を過ごしてきたので、いつか日の丸だって背負えるような選手に......。達成するのが厳しそうになってきたら、『うーん』ってなっちゃうとは思うんですけどね(笑)」

 三留はからからと笑った。祖母も、母もバレー経験者で、姉を含めて4人でバレーをしたのがいい思い出だという。絆は原点で、道標だ。

(後編:クインシーズ刈谷の三留汐利は日向翔陽の名言に「鳥肌」 ベストメンバーの7人は?>>)

【プロフィール】

三留汐利(みとめ・しおり)

所属:クインシーズ刈谷

2002年12月2日生まれ、愛知県出身。173cm・アウトサイドヒッター。母や姉の影響で小学校1年の時にバレーを始める。誠信高校時代、3年時にキャプテンとして春高バレーでベスト8に進出。岐阜協立大学の3年時には全日本大学選手権で4位を経験した。2025年にクインシーズ刈谷に入団した。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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