【男子バレーボール】石川祐希が欧州王者の一員として凱旋 SVリーグ王者・サンバーズ戦への意気込みを語る (3ページ目)
【「今後、バレー界がさらに盛り上がるように」】
「こうした一戦は、日本のバレー、世界のバレーが両方よくなっていくことにつながると思います。ひとりのバレー選手として、こうした機会をもらえるのはとてもありがたい。日本代表も、ここ数年で結果を出せるようになってきて、たくさんの方に注目してもらえるようになり、それが人気につながっています。今回も、まずは選手として活躍できるように」
今回のフレンドリーマッチは、盛況なバレー界を祝福する祭典になるだろう。
「日本代表とは、また違った試合を見せられると思います。今後、バレー界がさらに盛り上がるように」
会見の最後、石川は毅然とそう言い放った。まもなく、英雄の凱旋だ。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
石川祐希 (いしかわ・ゆうき)
1995年12月11日生まれ。愛知県岡崎市出身。星城高校ではエースとしてチームを牽引し、公式戦で99連勝を達成。2012年と13年にインターハイ、国体、春高バレーで優勝し、星城高を史上初となる2年連続での高校3冠に導いた。
男子バレー日本代表キャプテン・石川祐希 フォトギャラリー
3 / 3