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女子バレー日本代表がネーションズリーグ千葉大会へ 新エース候補の佐藤淑乃ら注目選手は? (3ページ目)

  • 坂口功将●文 text by Sakaguchi Kosuke

 同時に、「海外リーグでプレーした選手たちが、そこで得たもの、実際に目の当たりにしたものも大事。一緒にプレーした選手が各国にいるわけですから、それらの経験値はチームにとっても大きな価値があります」とアクバシュ監督。2024-25シーズンは、石川と関(当時はコネリアーノ)、リベロの福留慧美(ミラノ/イタリア)がセリエAの強豪クラブでプレーした。

 ネーションズリーグで戦ったイタリアの絶対エース、パオラ・エゴヌと福留はチームメイト。対戦にあたって福留は、エゴヌのアタックの傾向をチーム内で共有し、ディフェンス時の対応に生かしていた。各々が成長するために選んだ道で得た経験値を、代表活動で還元する。アクバシュ監督が期待していたものが体現された、ひとつのケースだった。

 女子日本代表はこのネーションズリーグと夏の世界選手権で、まずは「好成績を残すこと」が今年の目標であり、アクバシュ監督は「ベストな選考をしていきたい。と同時に、選手たちには経験を積んでもらいたい」と語っている。もちろん最大のターゲットは3年後のロサンゼルス五輪で、そこに向けてチームは歩み出したばかり。メンバーや戦い方も、現状のまま進むことは決してない。

 敗れはしたものの、中国戦では反撃の突破口を開いた初選出の北窓絢音(SAGA久光スプリングス)や、身長185㎝・最高到達点316㎝という高いポテンシャルを備えた"大友愛の娘"秋本美空(ヴィクトリーナ姫路)など、将来性の高い選手たちも続々と出てきている。

 これから3年後、どんなチームへと成長してくのか。そうした期待とともに、ネーションズリーグ予選ラウンド第3週で国内初披露となる今年度の代表チームの戦いをご覧いただきたい。

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