イタリアでの石川祐希との対戦 大塚達宣が感じた「日本代表の時とはまた違う」振る舞いや表情の意味 (2ページ目)
【ロサンゼルス五輪までに「いろいろと挑戦したい」】
――大塚選手も、積み重ねる、その第一歩を踏みしめている段階だと思います。
「もちろん、1シーズンで祐希さんを超えることはできないですし、自分に合った進み方や環境との向き合い方があります。そのなかでも、やはり表情やジェスチャーが日本にいる時よりも大事だと感じますね。祐希さんの姿を見ていても、その理由を実感しました。
例えば、普段の練習中の振る舞いや表情に関してもそうです。日本だと言葉が通じる分、すんなり耳に入ってきますし理解もできますが、イタリアでは口や手の動きまで見て聞き取ろうとしなければまったくわからない。そもそも自分は1年目の立場で、こちらが必死に取り組む姿勢を見せることで周りもそれに応えてアドバイスをくれるわけです。
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