【ハイキュー‼×SVリーグ】大阪マーヴェラス志摩美古都を成長させた勝利と敗北 「この人みたいになりたい」『ハイキュー‼』キャラは? (2ページ目)
中学の監督の教え子が指導者を務めていた千葉の敬愛学園へ、長野から"越境入学"することになった。そこでボールを追い続け、高校卒業後は「この人にバレーを教わりたい」という監督がいた順天堂大学に進み、さらにバレーを続けた。
着実に成長していた彼女は、大学卒業後には「強い敵を倒したい」と、リーグで上位進出を目指すPFUブルーキャッツ(現PFUブルーキャッツ石川かほく)に入団。勝敗の狭間に身を置いて殻を破ってきた。
「思い入れがある試合は、2022-23シーズンの久光スプリングス(現SAGA久光スプリングス)戦での大逆転ですね。
個人的に、その前の岡山シーガルズ戦でメンタルをボコボコにされるほどやられていました。久光戦では、練習中にライトの選手がケガをして、『(普段のレフトから)ライトに回れ』となったんです。1セット目の私のプレーはボロボロ。でも、"レシーブで頑張ろう"って切り替えました。自分は100点じゃなかったけど、チームとしてはいい展開で逆転できて、純粋に楽しかったです」
彼女は勝敗の際で、さらに強くなった。これからも、その狭間で彼女は新たな自分を発見するのだろう。
「今までやってきたことが、間違っていないって証明したいですね。特別なことをやってきたわけじゃないですけど」
彼女は控えめに言う。しかし勝負に生きてきた人間として、挑む覚悟はできている。
「今は移籍したマーヴェラスで、自分の力で少しでもチームの勝利に貢献したいと思っています!」
【志摩美古都が語る『ハイキュー‼︎』の魅力】
――『ハイキュー‼︎』、作品の魅力とは?
「登場人物たちと同じ試合を戦ってるような気がして、物語に入り込みやすいです」
――共感、学んだことは?
「選手の心理状況もよく描かれていますよね。主力選手だけでなくリザーブ、観客の目線なども含めて面白いです!」
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