【ハイキュー‼×SVリーグ】岡山シーガルズ中本柚朱の胸に刺さった星海光来の言葉 高さで「不利」でも粘りのバレーで勝つ (2ページ目)
中本はそう言うが、それだけ重い責任を背負うことが、彼女を鍛え上げたのだろう。今はトップリーグでトスを託される立場だ。
「私は代表に入りたいというよりも、シーガルズのバレーが好きでプレーを続けているので、『シーガルズで勝っていきたい』という思いが強いですね。河本(昭義)監督に教えてもらったバレーが世界に通用するのを証明したい。結束力やつなぎ、粘りが一番大事。それがあるからこそ、海外の選手もミスをするはずですから、どこのチームにもない粘りで勝てるようになりたいです」
中本には、勝つイメージがある。
【中本が語る『ハイキュー‼︎』の魅力】
――『ハイキュー‼︎』、作品の魅力とは?
「漫画は全巻、読んでいます! アニメは小学校までは見ていたんですが、その後は寮に入って、テレビの時間が決まっていたので......でも、映画は観ました!バレーを面白く描いてくださっていると思います。現実にはなかなかできないけど、できそうなプレーが多く、面白くて参考になります」
――共感、学んだことは?
「高校の時点で私は身長が177cmあって、小さいほうではなかったんです。だから鴎台の星海(光来)くんが『小さい事はバレーボールに不利な要因であっても、不能の要因では無い』という有名なセリフも、『ふーん』という感じで。でも、SVリーグでは外国人選手も、日本人選手も私より大きい人が多く、小さい側に回りました。だからこの星海くんの言葉は、あらためて読み直した時に胸に刺さるものがあったんですよ」
――印象に残る名言は?
「その星海くんのセリフですが、もうひとつ挙げるなら、烏野の山口(忠)くんがツッキー(月島蛍)に『プライド以外に何が要るんだ!!!』というセリフが、最初に読んだ時に一番印象に残りました。私はバレーしかやってきませんでしたが、もっとバレーに情熱を傾けている人はいて、『自分も足りていないな』って」
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