髙橋藍と昨季王者サントリーの現在 1勝1敗に終わったSVリーグ上位対決の「潮目」 (3ページ目)
粘り強く戦いながら、流れを引き寄せられるか。ブレイクを連発できたら、主導権を握れる。その点でサントリーが上回った一戦だった。だが、翌11月24日は、ジェイテクトが雪辱を果たすように3-1でサントリーを下している。宮浦が真価を発揮し、2位を堅持した。
一方、これでサントリーは4位に後退している。だが、髙橋やムセルスキーだけでなく、シリフカが調子を上げ、鬼木や甲斐のような新鋭が台頭し、層を厚くしつつあるのは収穫だろう。王者は勝負を重ねるなかで強くなる。
スポルティーバ バレーボール 特集号 12/10発売
表紙は 石川祐希選手。裏表紙は髙橋藍選手。
パリ五輪に出場した選手たちの現在地に迫ったインタビューをお見逃しなく!
特別付録は、SVリーガー55人が選んだ『ハイキュー !!』名言集ビジュアルブック。
バレーボールのトップ選手たちの心に刺さった名言、共感した名言、心の支えにしている名言とは。
©古舘春一/集英社 詳しくはこちらから! 『ハイキュー!!』デジタルカラー版はこちら!
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
フォトギャラリーを見る
3 / 3