『ハイキュー‼』とVリーグがコラボで大盛り上がり。選手たちとアニメ声優陣が語った作品への愛 (3ページ目)
自己紹介の際に、選手たちがやったばかりの「一本ナイッサー!」のポーズをひとりずつ取っていったが、月島役の内山さんは頑なにそれを拒否。それをイジる他のキャストの様子から、作品を通してできあがった声優キャスト陣の"チーム感"が伝わってきた。
アニメの1期の放送が始まったのは2014年4月。そこから期を重ね、村瀬さんは「自分にとって、なくてはならない作品」になったという。日向役の村瀬さんと、影山役としてセンター線のコンビを演じ続けてきた石川さんも、「ここまで役とシンクロするように、関係性を築けた作品はあまりないです」と感慨深げに語った。
さらに、声優陣や会場のテンションが上がったのは、「古舘先生に質問」コーナーでのこと。作者の古舘春一先生への質問をSNSで募集し、担当編集者がリアルタイムでメッセージをやり取りしながら、先生に質問への回答をしてもらう企画だ。
まず「各チームの2013年度以降(『ハイキュー‼』は主に2012年度の話)のキャプテンは?」という質問に対しては、2013年度の烏野は縁下力、音駒は山本猛虎、青葉城西は矢巾秀......といったように発表されていき、さらに次世代のキャプテンも明かされるなど、発表ごとに会場がざわついた。
続いて月島のサーブに関する質問については、1年生の終わりから山口忠にジャンプフローターサーブを習い、その後にハイブリッドサーブの練習を始めると回答。ハイブリッドサーブは、「ジャンプサーブ」と「ジャンプフローターサーブ」を状況次第で打ち分けるサーブで、フォームでは判断しづらく、実際にバレー界でも数年前からトレンドとなっている。山口は月島のよき理解者であり、音駒戦ではサーブアンドブロックを決めるなどコンビプレーも見せるだけに、胸が熱くなったファンも多いだろう。
質問コーナーがひと段落したところで、ビッグなお知らせが。今回のイベント1日目に合わせて、数日前からアニメの公式HPで始まった謎のカウントダウンが話題になっていたが、ひと足先にイベント会場と配信を見ていたファンに「劇場版2部作」が新たに制作されることが発表された。
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