柳田将洋が語るジェイテクトSTINGSでの新たな挑戦。西田有志、関田誠大とのプレーは「楽しみにしている」
ジェイテクトSTINGS・柳田将洋インタビュー 後編
昨シーズンの総括と来シーズンの目標
(後編:『ハイキュー‼』に夢中になる理由、コンビを組んでみたい・組みたくないセッターは?>>)
7月1日、ジェイテクトSTINGSが柳田将洋の入団を発表し、バレーボールファンを驚かせた。海外リーグでのプレーを経てサントリーサンバーズに復帰し、Vリーグ2連覇に貢献した柳田は、何を求めて移籍を決意したのか。チームメイトになる西田有志、関田誠大などと目指すチームの形なども語った。
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――あらためて、移籍を決めた理由から聞かせてください。
「僕はプロとして海外で3シーズン、サントリーサンバーズに復帰して2シーズンを過ごしてきた中でも、常に『来シーズンはどのチームでプレーするか』ということを意識していました。その流れで今回は、『新たなチームで、新しいチャレンジをしてみたい』という思いが強くなりました。
ここ2シーズン、サントリーでVリーグ連覇というこれ以上ない結果を残すことができましたが、別のチームでも同じことができるのか。限りある現役生活の中でチャレンジができる機会も多くはないので、移籍する決断をしました」
――コロナ禍で難しいという事情もあるかもしれませんが、また海外でプレーするという選択肢も頭にあったのでしょうか。
「『考えていなくはない』という感じでした。選択肢には入っていましたが、海外リーグは移籍の時期が2月くらいでVリーグとかなり違います。海外だったらどこのチームでもいいわけでもないですし、自分が納得できるチームを見極めるといった点でも、タイミング的に難しかったです。
それに、Vリーグには海外からレベルの高い選手が集まってきています。来シーズンは、僕もプレーしていたドイツリーグを上回るかもしれない。今まで以上に完成度の高いチームがしのぎを削り合うことになるでしょうから、そんなVリーグでプレーする意義、やりがいなども感じています」
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