2022.04.05

「Vリーグは時代に逆行している」。西田有志が語る、イタリアに見習うべき日本バレー界の改善点

  • Text by Sportiva
  • photo by Italy Photo Press/アフロ

――イタリアだと「アウェーエリア」があって固まって応援していますね。

「そうですね。そのエリアで、音が出る応援グッズ、フラッグなども使ったりしています。それならアウェーでも応援しやすくなる。アウェーチームに点が入った時にも盛り上がらないと、会場全体の熱が下がってしまいますから」

――他のメジャースポーツ、例えば野球では、アウェーチームも巻き込んだ球場での演出なども行なわれるようになっていますね。

「Vリーグは時代に逆行している印象があります。最近、僕は選手としてだけでなく、経営者、運営側の人などの視点からもリーグを見るようになりました。そうなると、金銭面の事情もあるかもしれませんが、『なんでこうしないんだろう』という疑問点がたくさんあります。

 例えば、会場で流れる音楽もそう。他のスポーツを参考にするなどして、お客さんが盛り上がる曲はどんな曲なのか、ということをもっと分析してほしいです。日本の曲だけじゃなく、海外の曲にまで選択肢を広げて。今は声を出しての応援ができませんから、手拍子しやすいような曲を作ってもいい。とにかく、ずっと同じ曲を使っている、演出を変えないといったことが一番よくないですよね」

――国際試合や、オリンピックなどではそういった曲や音響を使った演出がされていますね。

「僕もYouTubeをやりだして、自分で音作りなどもできるようになりましたが、より高度なことができる方がたくさんいますよね。人材の確保も大変かもしれませんが、とにかくお客さんが『もう一度会場に足を運びたい』と思えるような雰囲気作りをしてほしい。ただ試合をするのではなく、その前後に行なわれるイベントも含めて。もちろん選手たちも参加して、そこでの活動に手ごたえを感じられるくらいになると、自信を持って『試合を見に来てください!』と言えるようになるんじゃないかと思います」

(後編:Vリーグや日本バレー界が目指すべき未来>>)

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