【男子バレー】リオ最終予選開幕! エース・石川祐希が静かに牙を研ぐ
28日から開幕するリオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア予選(OQT)男子大会を直前に控えて、公開練習と前日会見が行なわれた。
そこでOQTのベンチ入りメンバー14名が発表された。23日の記者会見時、登壇したのは15名。そこからただ1人、選から漏れたのはレフトの星野秀知だった。14人の構成をセッター2人、オポジット2人、リベロ2人までは固めていたが、ミドルブロッカー4人か、レフトアタッカー5人かで最後の最後まで迷っていた南部正司監督は、結局ミドル4人をとった。
「どうしてもサイドに攻撃が固まると手詰まりになってしまう。いかにクイック、パイプ(センター位置から打つバックアタック)など中央を使っていけるかがカギになる。そのためにミドルブロッカー陣を厚くしました。ただ、切符が獲れたら、また登録選手から選び直すことになりますので、星野にもチャンスは残っています」
この日の練習は深津英臣、石川祐希、柳田将洋が同じチームで、メンバーを入れ替えながらゲーム形式で行なった。12月末の天皇杯以来、膝の故障を抱えて長い期間別メニューだった石川が、故障前と変わらない高いジャンプからのスパイクを披露した。南部監督は「招集して以来、今日が一番良いスパイクを打ってるんじゃないかと思いますね」と集まった報道陣に笑顔を見せた。
膝のケガも回復した石川祐希。最終予選でも大きな期待がかかる
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