2020.04.11

ダニエル太郎流、コロナ禍への対処法。
目指すテニスを求め追い込む日々

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • photo by AFLO

 テニスプレーヤー、ダニエル太郎——。

 彼の存在や名前を、昨年1月に放映されたバラエティ番組『行列のできる法律相談所』で知ったという人も、少なくないかもしれない。

ダニエル太郎はカリフォルニアでツアー中断を知った モデルのような均整の取れた長身に、甘いマスク。父親はアメリカ人、母親は日本人で、生まれた街はニューヨーク。スペイン暮らしも長かったため、日本語と英語に加えてスペイン語も流暢に操る。そのような国際色豊かな履歴と、古風な和名の取り合わせは、人々の印象にも刻み込まれやすいだろう。

 もちろん本業でも、ダニエルは2018年に大きなインパクトを残している。

 3月にBNPパリバ・オープン(インディアンウェルズ)でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って名を上げると、5月のイスタンブール・オープンでは日本人4人目(当時)となるATPツアー初優勝の栄冠を掴み取った。それらの活躍に伴いメディアへの露出も増えたため、街を歩いていても声をかけられる機会も増えていた。

「僕が子どもの頃に思っていたアスリート像に、少し近づいたのかな……」