大坂なおみに笑顔が戻った。
ジェンキンス新コーチの助言も効果大 (3ページ目)
ドバイでは、理由のわからぬ涙に頬(ほほ)を濡らした彼女は、そのわずか2週間後には、自然と緩みそうになる頬をなんとか引き締めていたというのだ。
コートを離れれば、うつむき加減で歩くシャイな彼女は、「注目されることには、まだ慣れない」と打ち明ける。だが、重圧とともにその視線を受け止めることで、実戦のコートではリラックスする術(すべ)も急速に修得中だ。
この日吐き出した安堵の息は、彼女をまたひとつ、次のステージへと押し上げる推力となる。
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