錦織圭、身長211cm大男の攻略は
自身のファーストサーブがカギ (3ページ目)
もし、錦織がビッグサーバーでサービスエースを量産できるのなら、この確率でいいかもしれないが、きっちりファーストサーブを入れ、ストローク戦の主導権を握りたい錦織としては、65~70%が理想だ。
「ファースト(サーブ)は一番の課題でしょうね。セカンド(サーブ)を攻められてもいますし。ファーストの確率を上げないと、余裕がなくなってきてブレークもされてしまうので、今一番の課題はそこかもしれないですね」
4回戦では、第21シードのイボ・カルロビッチ(37歳、クロアチア)と対戦することになった。両者の対戦成績は錦織の2勝1敗だ。2014年ATPメンフィス大会の決勝で、錦織が勝利して大会2連覇を果たしたとき以来の対戦となる。
37歳の大ベテランであるカルロビッチは、今季好調で、ATPツアーのニューポート大会とロスカボス大会で優勝しており、ワシントンD.C.大会では準優勝している。
今大会1回戦では、身長211cmから繰り出される高速サーブが絶好調で、61本のサービスエースを打ち込んで大会新記録を打ち立てた。そして、3回戦までに99本のサービスエースを記録して、自身初となるUSオープン4回戦に駒を進めてきた。
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