泣かなくなった土居美咲。
初のベスト8をかけて因縁のケルバー戦へ (5ページ目)
「彼女の優勝には勇気をもらえたし、自分もできるのではと思わせてもらった。対戦したときは、自分の実力以上のパフォーマンスで競ったとは感じなかったので、まだまだチャンスがあるのではと思います」
この2年ほど、土居は敗れた試合の後も、以前のように激情に任せ、泣きはらすことはなくなったという。敗戦を分析し、悔いのなかからも何かを持ち帰る大人のプレーヤーになった彼女が、その成果を見せる格好の舞台が整った。
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