2015.03.31

「優勝の可能性はある」。錦織圭とマイアミの相性がいい理由

  • 神仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi

 錦織圭が、マスターズ1000・マイアミ大会で、4年連続のベスト16進出を決めて、世界ランキング5位の強さを披露している。

 15年大会では、ロジャー・フェデラー(ATPランキング2位/大会時)が、大会直前に出場辞退を表明し、錦織は第4シードに繰り上がった。

マスターズ1000マイアミ大会で優勝を目指す錦織圭 初戦となった2回戦では、ミハエル・ユーズニー(64位)を、6-2、6-1で破り、続く3回戦では、ビクトル・トロイツキ(39位)に、6-2、6-2で勝利。得意のストロークが安定し、ラリーでは終始主導権を握った錦織が、シード選手として格の違いを見せつけた。

「2試合共に、いい調子で来ている。相手にもよりますけど、こういったスコアで勝てているのは、いいスタートだと思います」

 昨年のマイアミ大会のころのランキングは17位だった錦織だが、今やトップ10プレーヤーに成長を遂げ、ATPワールドツアーを代表する選手のひとりになった。

「気持ち的には、そんなに変わらない。ランキングが変わったからといって、そんなに深くは考えていないので、いつもどおりプレーすることを心がけています」

 錦織はマスターズ1000の開幕戦であるインディアンウェルズ大会では、4回戦で敗れた。インディアンウェルズ大会は、アメリカ西海岸のロサンゼルスから車で約2時間の砂漠地帯のオアシスで開催され、好天続きで空気が乾燥している。そのため、ボールの飛びが良く、超攻撃型プレーヤー向きの大会といえる。ただ、錦織にとって、スピンのきいたボールが高くバウンドしてくるインディアンウェルズのハードコートは相性が悪く、今年のベスト16が最高成績だ。