2013.09.16

日本代表として。錦織圭が語った「デビスカップへの思い」

  • 神 仁司●取材・文 text by Ko Hitoshi photo by Ko Hitoshi

 有明コロシアムで行なわれた男子テニス国別対抗戦デビスカップ・ワールドグループプレイオフ「日本対コロンビア」で、日本は3勝2敗でコロンビアから勝利を収め、16カ国で構成されるワールドグループへ2012年以来の復帰を決めた。

 日本のエースである錦織圭(ATPランキング12位、大会時)は、シングルスで2勝を挙げて、チームの勝利に大きく貢献。錦織には、昨年のプレイオフで負けて、ワールドグループ昇格からわずか1年で日本が降格した悔しさだけでなく、自分自身へのある思いがあった。

ワールドグループに復帰した日本。左から、錦織圭、添田豪、植田実監督、伊藤竜馬、杉田祐一「デ杯は個人戦と違う気持ちの高ぶりがあるので、何か違うスパイスをこのデ杯で味わえると思った。もちろんチーム戦としてのスキルアップもそうですし、自分自身のレベルアップにもつながる。これを機に自分も1ランク上がれるように頑張りたい」

 USオープン初戦敗退時には、錦織にしては珍しく「気持ちが盛り上がらない、精神的に疲れていた」と口にしていた。デビスカップは団体戦ではあるが、錦織は、今回の戦いで自分の気持ちを立て直すきっかけをつかみたかったのだ。

 錦織は帰国してから、味の素ナショナルトレーニングセンターで、日本代表のチームメイトである添田豪と、この2週間毎日トレーニングを積み、大一番に備えた。

 特に、ゲームのキーとなるサーブは、いつもよりトスを低くして、テンポを早めて打つ練習をしていたという。