【テニス】ヒンギスも決定!東レPPOに出場する注目の選手たち
全米オープンが開幕した8月26日、東レ パン・パシフィック・テニス2013(東レPPO)への参加選手が発表された。全米でも上位に進出するであろう多くの選手たちが、約1ヵ月後に日本に来ることになる。
毎年秋に華やかなイベントとして開催される女子テニスの東レPPOは、来る9月22日から28日まで東京・有明コロシアムで行なわれる。1984年にアジア最大の国際女子公式戦としてスタートした東レPPOは、今年が第30回大会。この記念すべき大会に相応しい世界のトップ選手が集結する。
セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ) 特に大きな注目を集めるのは、今年2月に世界ランキング1位に返り咲き「世界最強の女王」として君臨するセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)の初参戦だろう。男子選手並の強烈なサーブで相手を一発で封じて追い詰めるセリーナを、直接見る機会がとうとうやってきた。初出場ながらセリーナを今大会の優勝候補筆頭と言っても異論は出ないはずだ。
昨年はウィンブルドンと全米オープンを制覇し、ロンドン五輪でも優勝するなど、病気やけがによる不調から調子を取り戻してきた。今年は全仏オープンで圧倒的な強さを見せてグランドスラムタイトルを奪回、現役最多の16に伸ばしている。今大会にエントリーした上位選手との対戦成績を見ると、世界2位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)とは12勝3敗、同3位のマリア・シャラポワ(ロシア)には14勝2敗で現在13連勝中、そして同4位のアグニシエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)には無傷の6連勝といずれも大きく勝ち越している。
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ) そのセリーナに今年だけですでに2勝しているのが全豪連覇を飾るなど絶好調のアザレンカで、対抗馬の一番手になりそうだ。これまではパワフルなセリーナに歯が立たなかったが、世界1位になった昨年から才能が一気に開花。今年は2月のドーハ大会と8月のシンシナティ大会の決勝で対戦、いずれもフルセットの末に勝利を収めている。
どん欲に勝利を求めるファイターで、よく鍛えられた足腰でボールに食らいつき、バックハンドの強打が武器。持ち味のフットワークの良さでコート全体を使うオールラウンダーだ。セリーナ以外の上位選手には勝ち越しており、シャラポワには13戦7勝、ラドワンスカからは12勝をあげ7連勝中だ。
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