全国高校ラグビーで「日本代表候補」のランナー6人。「松島幸太朗2世」など今年は逸材が粒ぞろい! (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

【次の日本代表を背負うランナー】

 また、夏の7人制ラグビー高校大会で優勝を果たし、2017年度以来6度目の花園優勝を目指すAシードの東海大大阪仰星(大阪第二)では、一瞬のスピードでトライを奪うWTB御池蓮二(3年)にも注目したい。御池は夏の7人制ラグビー大会でもMVPに輝くなど、決定力の高さは大会随一だ。

 そして最後に紹介するのは、春の選抜大会を圧倒的な力で制し、花園でも優勝候補筆頭のAシード東福岡(福岡)の選手を取り上げたい。SO(スタンドオフ)楢本幹志朗(3年)とともにU20日本代表候補にも選ばれているCTB平翔太(3年)だ。

 平は昨季も2年生ながらCTBの中心選手として活躍。身長175cmで体重85kgのフィジカルも強い。縦への突破力が魅力で、中盤のラインブレイカーとして好機を演出するだろう。また、平はキックスキルにも長けている。東福岡が王者に輝くためには平の活躍は欠かせないだろう。

 ラグビーワールドカップやオリンピックで活躍した選手の多くは、この花園で輝きを見せた。きっと今大会も取り上げた選手のなかから、将来「桜のジャージー」を背負うランナーが出てくるはずだ。

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