最強メンバーへ五輪延期はチャンス。男子セブンズに加えたい選手たち (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 スピードだけでなく、FWの選手並のパワーもあるレメキの突破力は、セブンズでも世界トップクラス。7人制ラグビーのプレーでカギを握るキックオフやプレースキック時のドロップキックもうまい。真夏の3日間の日程を12人で戦う東京五輪において、岩渕健輔HCは複数のポジションができる選手を求めており、それにもレメキはうってつけだ。

 かつてレメキは「2019年のW杯、2020年の東京五輪に出場できたら、ラグビーを引退しようかな」と話していた。ひとつ目の目標は叶えた。WTB福岡堅樹(パナソニック ワイルドナイツ)に続いてセブンズへと転向し、東京スタジアムを盛り上げてほしい。

 そしてもうひとり、東京五輪での活躍が必至の選手がいる。フィジー出身のFL(フランカー)/WTBセル ジョセ(北海道バーバリアンズ)だ。かねてから「日本代表になってオリンピックに出場したい!」と話していたが、3月30日にようやく日本国籍を取得した。

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