18歳女子高生は7人制ラグビー日本代表。「東京五輪で金メダル!」 (5ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 セブンズがオリンピック競技になることは、その頃には決定していた。そんなタイミングもあり、香川は中学入学と同時に「オリンピックを目指すなら、水泳よりもラグビーのほうがいい」と決意を固め、ラグビースクールに戻ることを決めた。

 ラグビーのために、中学では陸上部に入ってスピードを培った。100メートル走では12.9秒を記録し、リレーでは県大会で優勝するなどの活躍を見せる。同時に、女子ラグビーの強豪「アルカス熊谷」のアカデミーにも所属。中学2年時には日本協会のユースアカデミーにも選出された。

 そして、高校進学後は「東京五輪出場」に向けて本格的にラグビーに専念。放課後にアルカス熊谷で練習ができるように、自宅から1時間半の距離の熊谷女子高に進学した。

 アルカス熊谷には、多くの日本代表選手が所属している。「本当に全員に憧れていました。日本代表になるという意識を高めることができた」。

 ワールドシリーズには、すでに4大会に出場した。2月のシドニー大会では主力のPR(プロップ)としてプレーし、9位に貢献している。

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