2020.01.11

あの興奮を、再び。W杯を盛り上げた
桜の戦士がトップリーグで激突

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 以上が優勝候補とされる3チームだ。だが、これから紹介する4チームの実力も決して侮れない。

 トヨタ自動車ヴェルブリッツは2年連続でリーグ戦4位に食い込んでおり、今シーズンは悲願の初優勝を目標に掲げている。日本代表の若きリーダーNo.8姫野和樹がキャプテンを務め、PR木津悠輔やSH茂野海人も所属している。

 さらに今季は、オールブラックスのキャプテンだったNo.8キアラン・リードと、南アフリカ代表のスターFBウィリー・ルルーが新たに加入。そして、総監督的な立場である「ディレクター・オブ・ラグビー」には、オールブラックスを率いて2015年のワールドカップで優勝したスティーブ・ハンセンが就任した。

 フィジカルラグビーが信条のトヨタ自動車に、パススキルを駆使するニュージーランドスタイルが融合される。チーム力は間違いなくアップしているだろう。

 また、4年連続して3位以上をキープしているヤマハ発動機ジュビロも注目したい。コーチングスタッフをほぼ日本人で構成し、セットプレーラグビーを中心に独自の強化を図っているチームだ。

 昨シーズンまでは清宮克幸監督が指揮を執っていたが、今シーズンは日本代表のコーチとして携わっていた堀川隆延が監督に復帰。さらには日本代表のスクラムコーチだった長谷川慎も加わった。

 W杯の日本代表メンバーは、突破力が武器のLO/FLヘル ウヴェが所属。そのほかには、29歳のPR山本幸輝、ベテランFB五郎丸歩、南アフリカ代表のFLクワッガ・スミスがいる。強固なスクラムとモールを中心に、初の栄冠を掴むことができるか。

 昨シーズン5位だったNTTコミュニケーションズシャイニングアークスも、ダークホース的な存在として面白いチームだ。注目すべきは、日本代表のNo.8アマナキ・レレィ・マフィだけではない。

 南アフリカ代表のW杯優勝に貢献した世界屈指のHOマルコム・マークスと、白血病を克服したオーストラリア代表のSOクリスチャン・リアリーファノのプレーは必見。また、パナソニックからWTB山田章仁も移籍してきた。まずは初のトップ4を目指したい。