2020.01.11

あの興奮を、再び。W杯を盛り上げた
桜の戦士がトップリーグで激突

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 17シーズン目となる日本最高峰のラグビー「トップリーグ」が1月12日、いよいよ開幕する。

 ラグビーワールドカップ(W杯)が昨秋に開催されたため、今シーズンは1月から5月9日までの変則的な日程で16チーム総当たり戦を行ない、最も勝ち点を積み重ねたチームがトップリーグ王者となる。なお、今シーズンは優勝決定プレーオフがなく、下部リーグとの自動降昇格や入れ替え戦もない。

17シーズン目のトップリーグが開幕する 日本代表を初のW杯ベスト8に導き、新たな歴史を築いた31名中29名がトップリーグのチームに所属している。また、優勝した「スプリングボクス」南アフリカ代表、「オールブラックス」ニュージーランド代表、「ワラビーズ」オーストラリア代表などの選手も新たに来日し、各チームとも戦力アップに余念がない。

 今シーズンの各戦力を見てみると、上位争いを繰り広げそうなのは6~7チームあたりと予想されている。そのなかでも、充実した戦力を誇っている優勝候補は3チームだ。

 まずは、昨年度に2度目の優勝を果たした神戸製鋼コベルコスティーラーズ。W杯前に行なわれたトップリーグカップも制し、堂々たる強さを保持している。

 日本代表選手はFB(フルバック)山中亮平とPR(プロップ)中島イシレリが所属しており、さらにコカ・コーラからCTB(センター)ラファエレ ティモシーが移籍してきた。3月に加入した東海大出身の大型ルーキーWTB(ウィング)アタアタ・モエアキオラは、新人賞候補の最右翼である。

 また、昨季リーグMVPのSO(スタンドオフ)ダン・カーターに加え、今季はオールブラックスでチームメイトだったLO(ロック)ブロディ・レタリックも加入してきた。カーターは世界最優秀選手を3度受賞しているが、レタリックも2014年度に最年少で受賞している身長204cmの大型LO。今季の神戸製鋼は優勝にもっとも近いチームのひとつと言えよう。

 その神戸製鋼に負けない戦力を誇るのが、日本代表最多6人が所属するパナソニックワイルドナイツだ。2015年度以来、5度目の優勝を目指す。