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泥臭く戦う秀才たち。リアル進学校・
浦和高校ラグビー部が花園で勝つ (3ページ目)

  • 門脇 正法●取材・文  text by Kadowaki Masanori
  • photo by Sportiva


 三宅監督は、次の2回戦で当たる青森山田高校について、初出場だが、けっして侮ることはできないチームと分析する。

「青森山田には、トンガからの留学生が2人と、日本人にも速い選手がいるんで、彼らをどうやって止めていけるかがカギになる。でも、お互いにこれまで試合もしたことがないチーム同士なので、ウチとしては、また、腹をくくって思い切りやるだけなんですけどね」

 松永キャプテンも、「低いタックルで、(自分たちは)体は大きくはないけれど、相手にプレッシャーをかけていくような、泥臭い、浦高らしいプレーで向かっていきたい」と、青森山田戦に向けての意気込みを語ってくれた。

 三宅監督は、玉島高校戦の試合中に生徒たちの成長を実感できたという。

「玉島戦の前半が終わった後、僕が指示を出さなくても、『モールが真っ直ぐにいき過ぎた』『少しずつ、ずれていこう』とか、彼らだけでハーフタイムに話をして、それが後半、修正され、後半でのモールからのトライにつながっていったんですよ。彼らの成長はヤバいですよ。僕も負けないように成長していかないと!」

 今回の花園での初勝利で、大会間に目指していた「一流の文武両道」を証明したみせた浦高ラグビー部。

 12月30日の15時15分から、第3グラウンドになっている東大阪市花園中央公園多目的球技広場での青森山田高校との2回戦。

 センター試験より前に、彼らにはまだまだ負けられない戦いが待っている。

悲願の花園初勝利を喜ぶ浦和高校ラグビー部悲願の花園初勝利を喜ぶ浦和高校ラグビー部

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