ラグビー転向1年半のシンデレラガール、セブンズW杯で大暴れの予感 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 そこでも、大竹の役割は大きい。いつも笑顔でムードメーカー的存在の大竹は、今大会の「ポジティブリーダー」に指名された。大竹は練習前にちょっとしたゲームを考えたり、アップテンポな曲をかけたりして、みんなのモチベーションを高めている。取材に行った日も、練習後にダディー・ヤンキーの『DURA』を流してみんなでダンスをしていた。

 サクラセブンズには、チームの一体感を高める「7ヶ条」がある。「自律」「想いやり」「感謝」「尊敬」「誇り」「礼儀」「和」の7つだ。大竹もそれらを重んじ、「みんながいるからこそ、きつい練習を乗り越えられる」と語る。

 楕円球に触れてから、わずか1年半――。初めての大きな国際大会に臨む大竹は、サンフランシスコの地でサクラセブンズに追い風を吹かせることができるか。

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