さあ花園。東福岡の「飛び級ラガーマン」を止められるヤツはいるか? (5ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 もともと、竹内圭介監督が「ラグビーに限らず、目黒という土地柄、ハーフの選手も多い」と言うように、アメリカ、イギリス、スイス、タイ、中国など計8ヵ国の選手が在籍するなど国際色は豊かだ。タイからの留学生であるSOプスパコム・ピーラナツは2年生ながら目黒学院の司令塔としてゲームを巧みにコントロールする。

 また、目黒学院はテレビ番組の企画で、5日間と短い期間だったが今年の世界最優秀コーチ賞を受賞したエディー・ジョーンズ元日本代表ヘッドコーチ(現イングランド代表ヘッドコーチ)の薫陶を受けた。その番組では主役級の扱いを受けていたPR岩上龍(2年)は今大会でも注目を集めそうだ。

 いずれにせよ、花園は負けたら終わりのトーナメント方式。高校生ラガーたちが積み上げてきたものをすべて出し尽くし、観ている者を魅了する熱い大会が、いよいよ幕を開ける。

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