2017.12.26

さあ花園。東福岡の「飛び級ラガーマン」を
止められるヤツはいるか?

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 今年度も12月27日から1月8日まで、冬の風物詩である「花園」こと第97回全国高校ラグビー大会が大阪・東大阪市花園ラグビー場で行なわれる。東京都と北海道は2校ずつ、大阪府は開催地枠も含めて3校出場するため、計51校が栄光の優勝旗である「飛球の旗」を奪い合う。

卒業後はパナソニックに入団する東福岡の福井翔大 優勝候補の筆頭は、直近10年で6度の優勝を誇るモスグリーンのジャージー、昨年度3冠王者の「ヒガシ」こと東福岡(福岡)だろう。

 11人もの高校日本代表候補を擁する東福岡は、今年度も当然のごとくAシードに選ばれた。春の選抜大会ではU18年代の国際大会に選手8人を呼ばれた影響もあり、準決勝で京都成章(京都)に敗れたものの、夏の7人制の全国大会では貫禄を見せて優勝。今大会の予選でも決勝で小倉を94-0で破り、18年連続28回目の花園出場を決めた。

 昨年の花園でも「モールからのトライは1本もなかった」と藤田雄一郎監督が胸を張ったように、FWもBKもポジションに関係なく、全員でボールを左右に大きく動かすラグビーが東福岡の強みである。

 また、全選手がコンタクトスキル、パススキルともに高い。昨年度はFWの平均体重が100kgを超えていたが、今年度は「少し(体重が)軽くなってもいいからスピードを求めている」(藤田監督)という。