2019年ラグビーW杯まで1000日。「今やってほしい5つのこと」 (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 昨今、ラグビー関係者の間では「シーズンストラクチャー」についての議論が盛んだ。シーズンストラクチャーとは、年間の試合スケジュールをいかに調整・構築するかということ。2月末からスーパーラグビーが開幕するため、今までのカレンダーで試合をこなすのは、はっきり言って難しい。

 トップリーグの今シーズンは、16チームの総当たり戦のみで優勝が決まる。来シーズンは、サンウルブズの活動期間を確保するため、1月中旬でシーズンを終える見込みだ。そしてプレーオフは、従来の日本選手権を当てはめる形で対応し、大学チームは参加しない方向だという。

 また、来シーズンから3地域で行なわれていた2部リーグが統一され、8チームによる全国リーグも始まる。これらのスケジュールを円滑にこなし、かつ選手への負担が大きくならないように強化を図るには、トップリーグがチーム数を減らしてホーム&アウェーのリーグ戦を行なうのが理想的だろう。

 もし、その実現が難しいのであれば、「トップリーグを東西、もしくは上位と下位リーグのふたつに分ける」という案なども考えられる。ホーム&アウェーの対戦と、東西もしくは上位と下位の交流戦という形がいいのではないかと思う。もちろん、リーグの開始時期を早めたり、11月の代表期間に試合をしたりするなど、さらなる工夫は必要だろう。

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