掛け持ちOKの謎。五郎丸歩が挑む「スーパーラグビー」とは?
9月~10月までイングランドで開催されたラグビーワールドカップ(W杯)で日本代表が3勝の快挙を達成。その立役者のひとり、フルバック(FB)五郎丸歩(ヤマハ発動機)が、今シーズンのトップリーグ終了後の来年2月から、世界最高峰のプロラグビーリーグである「スーパーラグビー」のクイーンズランド・レッズ(オーストラリア)に加入することが決まった。
スーパーラグビー、レッズ加入について記者会見する五郎丸歩「W杯のベスト4、ニュージーランド(NZ)、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンに加えて日本が参加する高いレベルのリーグ。ポジション争いもあるが、ゼロからのチャレンジを楽しんで、しっかりとしたパフォーマンスを出したい」(五郎丸)
そもそも五郎丸が来年2月から参加するスーパーラグビーとは何か? ワールドカップ優勝経験国のNZ、オーストラリア、南アフリカのチームで行なわれる国境を越えたプロリーグで、1996年にスタート。2011年からは15チームになった。圧倒的にNZ勢が強く、過去20年のうちNZのチームが13回、オーストラリアチームが4回、南アフリカのチームが3回優勝している。
そして2016年は新たに南アフリカのキングス、アルゼンチンを本拠地とするチーム(名称未定)、そして日本を本拠地とする日本代表に準じるサンウルブズと3チームが加わり、計18チームとなった。その18チームが南アフリカグループ(4チーム×2カンファレンスの8チーム)と、NZ・オーストラリアの2つのグループ(NZカンファレンス5チームとオーストラリア・カンファレンス5チーム)に分かれて、17週にわたって1チームあたり15試合のリーグ戦を行なう。
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