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【バドミントン】志田千陽が新パートナーと再出発 「シダマツ」とも「シダガシ」とも違うペアスタイルの原型が見えた (4ページ目)

  • 平野貴也●取材・文 text by Takaya Hirano

【志田が語る相棒・平本の武器は?】

 志田と平本は、平本の所属先で、女子ダブルスに定評のある岐阜Bluvicで練習してきた。短期間だったが、志田はスタッフから助言を得ていたことを明かした。

「私が得意なコースに打って、ここにしか返せないから梨々菜ちゃんがそこに(予測を)張ってローテーションしたらいいんじゃないかとか。梨々菜ちゃんは力が強いので、そのショットなら(返球範囲は)限定されるよねとか。梨々菜ちゃんが次の予測に動き出すテンポが早いところがあれば、それを軸にして自分が(逆に動く)とか。互いのいいところを最大化するパターンのヒントをくれた」

 国際大会になれば、相手の返球レベルも変わってくる。しかしそのほうが、しっかりとレシーブされることを前提に動ける部分もあるという。

 実際に国スポでは、個々の能力で解決できる部分が多く、国際大会の参考にはなりにくいところもある。ただ、試運転の経験は大きい。優勝で大会を終えた志田は、安堵感を漂わせながら話した。

「試合の時は(自分たちが)こんな感じなんだろうと、よくも悪くも見えたところがあった。もっとレベルの高い選手とやった時、また見えてくるところもあると思うけど、応援やメディアの方がたくさんいるなかでの試合は、経験をこなさないと硬くなってしまう。すごくいい経験ができた」

 注目を浴びる緊張感のなか、全勝で優勝し、いい形で乗り越えた。次の舞台は、フランスオープン。BWF(世界バドミントン連盟)ワールドツアーのスーパー750で、世界ランキング上位の選手・ペアに出場義務が課されるトップクラスの大会だ。

 試運転を終えた志田/平本の新ペアが、国際大会での挑戦をスタートする。

◆志田千陽「国スポ」フォトギャラリー>>

著者プロフィール

  • 平野貴也

    平野貴也 (ひらの・たかや)

    1979年生まれ。東京都出身。専修大学卒業後、スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集記者を経て2008年からフリーライターとなる。サッカー、バドミントン、カバディ等、スポーツ全般を取材している。

【写真】志田千陽「国スポ」フォトギャラリー

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