2017.12.02

日本ハンドボール界のために…。
池原綾香、デンマークから世界に挑む

  • 栗原正夫●文・写真 text & photo by Kurihara Masao

 今季、三重バイオレットアイリスからデンマークのニューコビン・ファルスターに移籍した池原綾香が、EHF(欧州ハンドボール連盟)女子チャンピオンズリーグ(CL)に出場した。これがハンドボール界では大きなニュースになった。サッカー同様、ハンドボールでも世界最高峰に位置するCL。そこに出場するのは、池原が男女を通じて日本人で初めてだったからである。

沖縄県出身の27歳。今秋からデンマークでプレーする池原綾香 ニューコビン・ファルスターは11月19日、そのCLの1次リーグ最終戦でスロベニアのクリム・メルカトルを28対26で破り、1次リーグを4勝2分けで2位通過することが確定。来年再開する12チームによる2次リーグへの進出を決めた(2次リーグは6チームずつ2グループに分かれて、最終的にそれぞれの上位2チームが準決勝に進出する)。

 デンマークはハンガリーと並んで欧州の中でもハンドボールが盛んな国。ニューコビンはそのデンマークの昨季王者ということを考えれば、1次リーグ突破はある意味で順当といえる。注目すべきは、池原がそのチームにおいて着実に地位を築きつつあるということだ。

 1次リーグ最終戦のホームでのクリム戦、池原はスタメン出場しながら、約20分の出場で1ゴールに終わった。だが、CLと並行して行なわれている国内リーグを含めてシーズンのここまでを振り返れば、コンスタントに出場機会を得ており、チームの戦力であることを示している。