BリーグMVP田中大貴は八村塁から
大きな刺激。「強い覚悟を持ってやる」 (2ページ目)
やれるという自信の背景には、昨年行なわれたワールドカップの経験がある。「史上最強チーム」と期待されながらも、グループリーグで3連敗。アメリカには手も足も出なかった。
「この経験を生かさないと意味がない」
今季のBリーグ開幕前に、そう語っていた。世界で感じたその差をいかに埋めていくかが、田中にとっての重要なテーマだったのだ。
「世界を相手にして、フィジカルだったり、激しさだったり、全然違うことを感じました。その経験を持ち帰って、自分たちがBリーグのレベルを高めていかないといけない。そういう気持ちでプレーしていました」
もちろん、世界と国内とでは、高さ、パワー、スピードとすべてにおいてレベルが違う。そもそも体格がまるで違うのだ。田中も世界相手には体格で劣るが、国内では上回れる。その時点で置かれた立場は違ってくる。
「簡単に、と言うと語弊があるかもしれないですけど、ある程度やれてしまうのが現状。そこは相手がいるスポーツなのでしょうがないところです。
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