BリーグMVP田中大貴は八村塁から
大きな刺激。「強い覚悟を持ってやる」 (3ページ目)
ただ、Bリーグでうまくやれていても、世界に行った時にどうなんだ? と常に考えていました。そこの意識を持ちながらプレーしたことが、少なからずMVPにつながっているのかなと思っています」
周りのレベルに合わせず、常に高みを見据える。その意識を保ち続けたことが、田中をワンランク上のプレーヤーへと成長させた。その意味で価値のあるシーズンとなったことは間違いないだろう。
もっとも、やはりシーズンが打ち切りとなったことで満足感は得られていない。3月、4月には宇都宮ブレックス、千葉ジェッツなど、東地区の強豪との試合を控えていた。そこで結果を出し、真のチャンピオンとなることが最大の目標だっただけに、その機会が失われたことに悔いは残る。
「3連覇がかかったシーズンでしたからね。ケガ人がいながらもいいシーズンが送れていたし、ここからが本当の勝負だと思ってもいました。優勝できる自信はありましたし、またみんなでいい想いをしたかった。その点においては残念でしたね」
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