2020.03.28

コロナでNBA中断。オーナーたちは
スポーツの役割を考え次の一手を模索

  • 宮地陽子●取材・文 text by Miyaji Yoko
  • photo by AFLO

 町から人が減り、いつもは渋滞のフリーウェイもクルマが流れるように走っている。多くの人がオフィスに行かず、自宅からリモート勤務をしているからだ。

2014年からNBAコミッショナーを務めるアダム・シルバー 屋内モールは全面閉鎖で、テイクアウト営業だけ許されているレストランも閑散としている。入場者数に制限がかかったスーパーの前だけは長蛇の列。その列も、そして会計レジの列も、6フィート(183cm)の『ソーシャルディスタンス』を守るために、人と人の間は広く空けているため、長い列はさらに長くなっている。

 これはすべて、ロサンゼルスの日常となった光景だ。同じような外出制限令を出している州は、すでに全米で20州以上にのぼり、CNNによるとアメリカ全人口の半分以上が影響を受けているという。

 NBA選手たちも例外ではない。

 家に閉じ込められた選手たちは、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)がギターを弾き、ラッセル・ウェストブルック(ヒューストン・ロケッツ)は息子を背中に乗せて腕立て伏せ。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は家族でカードゲームをしながら、インスタライブを初体験。そして、多くの選手はビデオゲームに没頭しているようだ。