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八村塁はイースタン・カンファレンス
新人王レースに食い込めるのか? (3ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 イースタンの優勝候補の大穴として、対称的な2チームを挙げておきたい。それは、ホークス(29勝53敗/イースタン12位)とデトロイト・ピストンズ(41勝41敗/イースタン8位)だ。

 今季のホークスは、2年目のトレイ・ヤング(PG)、3年目のジョン・コリンズ(PF)といった若手がチームを牽引する。さらに今季のドラフトでは、バージニア州立大学をNCAAチャンピオンに導いたデアンドレ・ハンター(SF)を全体4位指名、ポテンシャルが高く「掘り出し物」と評価されるキャム・レディッシュ(SF)を全体10位指名で獲得。ホークスは「若手の宝庫」となった。今季限りでの現役引退を表明した42歳のビンス・カーター(SG)がメンターとなれば、思いがけない好成績を残すこともありそうだ。

 対してピストンズは、オールドファン垂涎のチームに仕上がった。昨季復活を遂げた2009年新人王のデリック・ローズ(PG)が加入し、2011年新人王のブレイク・グリフィン(PF)とデュオを組むことになった。さらに、2年ぶりのNBA復帰となる38歳のジョー・ジョンソン(SG)も獲得。あと5年早く見たかったメンバーだが、老獪なプレーで競り勝つベテランならではの試合運びを見てみたい。

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