王者ウォリアーズ「史上最強説」。さらなる補強で3連覇へまっしぐら (4ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 今季のドラフト1位のディアンドレ・エイトン(フェニックス・サンズ/C)は、216cmの長身ながらスキルと機動力を兼ね備えたビッグマンだ。プレシーズンゲームでも10月2日のサクラメント・キングス戦で24得点・9リバウンド・3ブロック。6日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では19得点・14リバウンド・3ブロックと早くも存在感を示している。

 ドラフト1巡目3位で指名されたスロベニア出身のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/SG)は、昨季のユーロリーグMVPを獲得した19歳のオールラウンダー。チームメイトとなったダーク・ノビツキー(PF)は「彼には信じられないほどすばらしい才能がある」と絶賛し、「19歳時点の自分より上」と太鼓判を押す。

 日本のバスケファンの期待を背負う渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ/SF)は10月7日のプレシーズンマッチのインディアナ・ペイサーズ戦で、試合終了残り7秒に決めた同点の3ポイントを含む11得点3リバウンド1ブロックと活躍し、開幕ロスター入りが決定した。グリズリーズが17選手(15選手+2ウェイ契約の2選手)を開幕ロスターに登録したため、開幕戦は試合に出場資格がある13人からは漏れる可能性が高いものの、2004年の田臥勇太以来、日本人選手ふたり目となる公式戦出場は時間の問題だろう。

「キング」レブロンがキャブスからレイカーズに移籍してきたことにより、さらにハイレベルな戦いが繰り広げられることが確定的なウェスタン・カンファレンス。ウォリアーズのスリーピートを阻止するチームは現れるのか、激戦のウェスタンに注目したい。

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