NBAは「アメリカ以外出身」がスゴい。異能の世界超人たちが大暴れ (6ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

 まずは、ラトビア出身のクリスタプス・ポルジンギス(ニューヨーク・ニックス/PF)。2015年のNBAデビュー時からノビツキーと比較されることも多かった選手だ。

 ノビツキーが213cmなのに対し、ポルジンギスは221cm。ポルジンギスは今季リーグ8位の平均25.5得点を記録している(12月12日現在)。第3週にはプレーヤーズ・オブ・ザ・ウィークに初選出され、11月5日のインディアナ・ペイサーズ戦ではキャリアハイの40得点を挙げた。

 もちろん、まだノビツキーのテクニックには及ばないが、22歳という年齢を考えれば伸びしろしかない。ノビツキーと同等の技術を身につけた日には、ポルジンギスはまさにアンストッパブルな存在となるだろう。

 一方、カメルーン出身のジョエル・エンビード(76ers/C)は今季リーグ15位の平均23.5得点を記録。11月15日のレイカーズ戦では46得点・15リバウンド・7アシスト・7ブロックという驚異のスタッツを残している。

 オラジュワンを彷彿とさせる「ドリームシェイク」で相手ディフェンダーを翻弄するだけではなく、リングに正対した状態からドリブルで1on1を仕掛けることもできる。また、ミドルレンジからのシュートも得意で、時にはスリーポイントシュートも放つ。そのプレーエリアは、オラジュワンよりも格段に広い。

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