175cmのアイザイア・トーマス。NBA史上最低身長の得点王となるか? (3ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 一方のイースタン・カンファレンスは、キャブス(30勝13敗)が首位をキープして前半戦を折り返した。昨年12月、キャブスはスターターのJ・R・スミス(SG)が左手親指を骨折。復帰は4月ごろになる見通しとなった。

 すると、キャブスはすぐさま「リーグ屈指の3Pシューター」カイル・コーバー(SG)をアトランタ・ホークスからトレードで獲得。見返りにマイク・ダンリービー・ジュニア(SG)と、2019年のドラフト1巡目指名権をホークスに放出した。未来ではなく、今、勝つこと――。なりふり構わず連覇を目指す姿勢をキャブスは崩さない。

 NBAファイナルの最有力候補に挙げられている「キャブスvs.ウォリアーズ」のカードは、今シーズンすでにレギュラーシーズンで2度行なわれている。1度目の対戦は、昨年12月25日のクリスマスゲーム。カイリー・アービング(PG)が残り3.4秒でジャンパーを沈め、109-108でキャブスが勝利した。

 しかし、2度目の対戦となった1月16日の試合では、ウォリアーズが126-91で大勝している。しかもこの試合、第2クォーターで問題児のグリーンがレブロン・ジェームズ(SF)の速攻をハードファウルで止めてフレグラント・ファウル(※)を取られると、その直後にグリーンが客席に向かってレブロンの倒れ方を小馬鹿にするようなジェスチャーを披露した。

※フレグラント・ファウル=ボールに対して正当にプレーをしていないと判断された場合、もしくは正当にプレーしていても身体接触が激しく危険と判断された場合に宣告されるファウル。

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