【NBA】バークレーも「ヤツは本物」。長髪、口ヒゲ、異色の22歳とは?
忌憚(きたん)のないコメントで知られる、チャールズ・バークレーが大絶賛していた。
「ヤツは本物だ。7試合続けて、近くで見たのは初めてだったけれど、あいつはこのリーグで必ずスターになる」
22歳とは思えない風貌のスティーブン・アダムス バークレーがそう称賛したのは、オクラホマシティ・サンダーのスターティングセンター、スティーブン・アダムスだ。今年のプレーオフでもっとも成長し、評価を上げ、知名度も上げ、人気を集めた選手のひとりだ。
バークレーも、今季のNBAウェスタン・カンファレンス決勝の名勝負――サンダー対ゴールデンステート・ウォリアーズを見て、すっかりアダムスに惚れ込んだようだ。サンダーは王者ウォリアーズを追い詰めながらも、あと一歩及ばずに敗退したが、それでも、先の可能性を感じさせるチームとして、多くの人に強烈な印象を残した。そして、将来性を感じる理由のひとつに、アダムスの存在がある。
今シーズン半ばにサンダーと契約したベテランセンターのナジー・モハメドは、シーズン後にアダムスについて聞かれて、「試合中に叫んだりして、変なヤツだと思っていたけれど、2週間前に、まだ22歳だと知って驚いた。27~28歳ぐらいだと思っていたよ」と笑った。
たしかに、長髪にヒゲという彼の風貌は、実年齢より上に見える。風貌だけでなく、周囲に動じることなく、相手の挑発に乗ることもなくプレーし続ける様子も、年齢以上にベテランに見える理由かもしれない。
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