2013.10.04

【男子バスケ】田臥勇太が語る「新シーズン」と「黒子のバスケ」

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

バスケシーズン到来――。9月28日、新リーグ『NBL(ナショナル・バスケットボール・リーグ)』が開幕した。「ミスター・バスケットボール」こと、リンク栃木ブレックスの田臥勇太選手が今シーズンにかける想いとは? さらに田臥選手は、大人気バスケットボール漫画『黒子のバスケ』についても熱く語ってくれた。

田臥勇太がNBL1年目となる新シーズンについて、そしてバスケットボールへの想いを語った――ついに新シーズンが開幕しました。現在の体調は?

田臥 例年以上に好調ですね。

――新リーグでは、第1・第3ピリオドで外国人選手が2名同時にコートに立てます。ゲームにどんな影響があるのでしょうか?

田臥 それぞれのチームが、2名の外国人選手をどう使うのか。インサイドがメインなのか、インサイド+アウトサイドで使うのか。チームカラーが色濃く出てくると思います。日本人選手と外国人選手のマッチアップも増え、バスケット的により面白くなるはずです。

――ポイントガードとして、コートに2名の外国人選手がいるのは、やりやすいですか?

田臥 日本人選手のビッグマンも頑張ってくれています。ふたりいるからどうこうというより、攻撃のバリエーションが増えるというイメージですね。

――それでは、今シーズンのリンク栃木はどんな戦い方を?

田臥 今はシーズン序盤。チームのベースを徹底していく段階です。チームの決まり事がある上で、チャンスがあれば走って、自由に思い切りよく攻めるのが理想だなと思っています。外国人選手を含め、走れる選手、走りたがる選手が多いので、パスは出しやすいですね。僕自身の理想とするスタイルに近いです。より自由に、より速い展開を目指しつつ、ハーフコートでもしっかり攻める時間を作りたいと思っています。

――リンク栃木は開幕前、リトアニアでキャンプを行ないましたが?

田臥 ヘッドコーチがリトアニア出身なんです。「チームに浸透させたいバスケは、こういうバスケなんだ」というのを体感できました。

――リトアニアのキャンプで得た物とは?

田臥 ヨーロッパのバスケの見え方がホントに変わって......。今までは正直、見ていて楽しいし、カッコいいので、アメリカのバスケばっかり見ていました。だけど、リトアニアでユーロのバスケを経験し、一見、地味だけど、バスケの奥深さなどいろいろ発見がありましたね。

――たとえば、どんな部分でしょうか?

田臥 ひと言で言えば、『うまさ』。アメリカの高さや速さ、個人能力で勝負するスタイルと違って、ものすごい個人能力を持った選手はいなくても,チームとして統制されていて、強いんです。ボールを持った選手だけでなく、チームとして連動して動くことが徹底されている。だから、崩れることがないんですよね。やるべきことをチームで徹底し、それでシュートが外れたらしょうがない。もう一度、守ってシュートチャンスを待とうというスタイルが確立されている。

――そんな中、日本人選手が通用した部分はありましたか?

田臥 やっぱりスピードでしたね。相手のディフェンスを割っていくときや、速攻のスピードは戦えるなって感じました。

――では、今シーズンのチームの目標は?

田臥 もちろん、優勝を目指します。そのために、まずはプレイオフに出られる位置を狙います。