検索

【F1】角田裕毅「パワーを失って」予選Q2敗退 フェルスタッペンと同じ新型フロアが投入されていれば... (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【RB21の空力が安定した】

 角田が言うように、ターン3から先も同じ症状が起きていれば、Q3進出を左右する問題になっただろう。だが、実際にはそうではなかった。

 それよりも大きかったのは、マックス・フェルスタッペンとは違い、新型のフロアが投入されていないということだった。

 フェルスタッペン車には前戦オーストリアGPのフロアエッジ改良に続き、イギリスGPでは前端のフロアフェンス、そこにつながるフロアボディ前端、さらにその後方のフロアエッジ前方が大きくモディファイされた。オーストリアのフロアエッジ改良は想定していた以上に大きな効果をもたらしており、RB21の不安定な空力特性を安定化させていた。

「(フェルスタッペン車とは)フロアの違いもありますし、今回のアップデートはけっこう大きく出ていると聞いているので、その差もQ3に行けたくらいの差はありました。ただ、今週末はここまでで一番クリーンな週末の流れでしたし、予選でのマシンのフィーリングもよかったです。進歩や自信のビルドアップという点にはとても満足しています」(角田)

◆つづく>>

DAZNではF1全セッション配信
DMM×DAZNホーダイなら月額3,480円で視聴可能!

>>> DMM×DAZNホーダイ に今すぐ登録 <<<

著者プロフィール

  • 米家峰起

    米家峰起 (よねや・みねおき)

    F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。

【写真】朝日奈央さん「スーパーGTを語る」インタビュー特別フォトギャラリー

2 / 2

キーワード

このページのトップに戻る