角田裕毅はレッドブル昇格消滅も冷静「F1界は何が起こるかわからない」 ペレス残留を後悔させる走りに期待 (3ページ目)
【雨で荒れたカナダGPは大いにチャンスあり】
雨となれば、刻々と変わる雨量と路面コンディションに合わせて、常にドライビングとタイヤを合わせ込んでいかなければならない。特に予選ではドライビングの攻め方、タイヤの温め方とグリップのピークを雨量の少ないタイミングで見極め、そしてパワーユニットのエネルギーマネジメントも通常とは異なる2周または3周連続アタックに合わせて調整していく必要がある。
そんななかで完璧な仕事をすれば、昨年のカナダGP予選のようにニコ・ヒュルケンベルグが2位、フェルナンド・アロンソが3位といったマシン性能以上の結果を叩き出すことも可能だ。
モントリオールが雨で荒れるというのなら、レッドブルの決断を後悔させるような眩(まぶ)しすぎる角田裕毅の走りを期待したい。
著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。
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