2023年のF1を象徴するトピックス10「ベッテルを抜いて歴代3位」「驚異のルーキー現る!」 (4ページ目)
加えて、速さに定評のあったランド・ノリスだけでなく、新人のオスカー・ピアストリもシーズン中盤戦からノリスを上回るほどの速さを発揮しました。
さすがにタイヤマネジメントではまだノリスのほうが上手で、決勝では太刀打ちできないものの、日本GPとカタールGPで表彰台を獲得し、スプリントではポールポジションと優勝も経験。チームとマシンに恵まれたとはいえ、新人としては驚異的なインパクトを与えました。
このシーズン後半戦の上昇トレンドは、翌年に引き継がれるのが常。2024年はノリス、ピアストリともに初優勝の可能性も見えてきています。
(中編につづく)
著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。
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