佐藤琢磨、開幕戦で超がっかり。コロナ対策の一環でマシン修復が間に合わず (6ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano
  • photo by USA TODAY Sports/Reuters/AFLO

 今回は予選とレースのインターバルが短く、チームの懸命の作業をもってしても、マシンの修復は決勝スタートに間に合わず、琢磨の2020年開幕戦出場はならなかった。

「レースを戦うことができず、すべてのファンのみなさんに申し訳なく思っています。予選でのクラッシュ後、メカニックたちはマシンの修復に必要なあらゆる作業に取り組んでくれました。

 いつもであれば、メカニックたちはレースまでに素早くマシンを修復してくれたでしょうが、今回はスケジュールを短縮した1デイイベントだったために、レースまでの時間が不十分で間に合いませんでした。最後の最後まで懸命の作業を続けてくれたメカニックたちに心からお礼を申し上げます。

 レースまで8カ月待ち続けて、そこからさらに3週間待たされることになったので、とてもガッカリしています。今日はかなり落ち込んでいますが、これから3週間は集中力を維持し、より力強くなって第2戦に臨むつもりです」(琢磨)

 シーズンの開幕が3カ月ほどズレ込んだインディカーは、7レースがキャンセルされたが、6レースの日程を動かし、3レースをダブルヘッダーに変えることで、全14戦で争われることになった。

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